2008年5月アーカイブ

友人の朴報

二十数年来の友人の朴報が今日入った。
昨年、選挙を手伝ってくれた関西学院大学時代の友人も、
残念ながら、若くして亡くなってしまったが、
今回も、関西学院大学で同期であった友人である。

彼と知り合ったのは、社会に出てからであるが、
大手新聞社の記者をしていた彼は私を偶然、取材に来てくれてから、
大学で同期だったこともわかり、
その後、長く、公私ともにおつきあいさせて頂いてきた。

新聞記者時代の彼は、激務の毎日で、
いったい、いつ休んでいるのだろうと思う毎日であった。
そんな彼から、約3年ほど前だと思う。
やりたいことをやりたいから記者を辞めると連絡があった。

東京から神戸に戻ってきた彼は、
よく私のオフィスに顔を出してくれた。
元神戸支局で神戸市担当でもあった彼は、
私の主張に賛同してくれ、選挙のときも本当によく応援してくれた。

彼のやりたかったことは、大陸浪人である。
長く記者をやって彼は、今の日本の視野、思考の小ささを危惧していた。
彼は、大陸浪人をしながら、さまざまな情報を日本に持ち帰り、
ビジネスにするなど、国益のために仕事をしたかったのである。

彼は、早速、ミャンマー、インド、中国など、
さまざまな街に出かけた。そして、また、沖縄などでも生活していた。
こんな生活をしているから、俺は結婚しないとも彼は言っていた。
そんな彼は、数ヶ月ごと、帰国するたびに顔を出してくれた。

たしか、3か月前事務所を訪ねてきたときは、
ノルウェーの島で、日本人でも資源の権利がえれる島がある。
今度は、その島に行ってくると言っていた。

しばらく連絡がなかった。
私は、おそらく海外に出ているのだと思いこんでいた。

今日の朴報で、彼は、自宅で一人で亡くなっていたようである。
長く姿を見ず、不安に思った近隣の人が、
警察を呼び、自宅に入ったら亡くなっていたようである。
日にちも、かなりの日数が過ぎていたようである。

悲しい限りである。また、しばらく立ち直れない。
昨年に続き、信頼できる同じ年の親友を2人なくした。
いまだに信じられない。今でも電話が通じる気がする。
しかし、もうどうすることもできない。ご冥福をお祈りする。

長くつきあってくれてありがとう。
君たちの多くの言葉に励まされ、
僕がここまで来れたことを改めて、感謝している。

今日、電車に乗っていると、
座ろうとした椅子に、財布を発見した。
周りの人に聞いても、持ち主はいない。
既に、下車した人の財布であろうか。。

多少、気がひけながらも、
身分証明書などで、持ち主がわからないかと、
おそるおそる中身を開けてみた。
残念ながら、身分証明書や住所などが書いたものはなかった。

しかし、図書館カードとブティックのメンバーカードがあった。
イメージからして、若い女性のものであるようだ。
警察に届けるか、駅に届けるか考えたが、
結果的に、駅に届けることにした。

駅員は忙しいのか、十分に中身を確かめることなく、
紛失物拾得届けを書かせて、引き出しにしまおうとする。

これでは!持ち主に戻らない!
とっさに判断した私は、ブティックのカードの電話番号を控え、
電話をし、会員名簿を追ってもらった。

どうやら、ブティックで、持ち主の電話番号がわかるらしい。

私も、財布を落としたことがあるが、
本当にショックだ。もちろんお金だけの問題ではない。

その後、2〜3時間後、持ち主から私の携帯に電話があった。

本当にありがとうございます。
お礼をしたいので、住所を教えてほしいと言う。
もちろん、私は、住所を教えず、お礼は断った。
しかし、本当に、すぐに対応してよかった。

駅員も、紛失物には、メンバカード先に電話をするぐらいの、
一歩、進んだ対応はしてもらいたいものだ。
いつ、自分が紛失の被害者になるのかわからないのだから。

約20年前。岡山県の牛窓に仕事で始めて行った。
日本のエーゲ海と言われる街で、
瀬戸内海の穏やかな海に島々が浮かぶ。
ヨットハーバーやテニスコート、ペンションが並ぶ。

故郷が田舎でない私は、この地を第2の故郷と位置づけ、
十数年前から、週末などに頻繁に行っている。
最近、仕事に終われ、なかなか行くことができていないが、
行くたびに思うことが、岡山の水のおいしさである。

私は、仕事で東京にもよく行くが、
当然、岡山の水は東京と比べても本当においしい。
そして、水がおいしいから、食べ物もおいしい。
パンを買っても、野菜を買っても、
良いお水で作られているからである。

それに比べて、神戸や東京の水は本当にまずい。
神戸と東京を比較すると、神戸の方がひどいこともわかる。
水のおいしさは、こうして、比較して始めてわかるが、
本当に、恐ろしいことである。

かって、神戸の水は、おいしいと言われた時代があったが、
いつから、これだけ、酷い水になってしまったのだろうか。

神戸で生活していたら、早死にしそうな気がする。
再び、日本一、安全で安心なおいしい水が飲める街を、
神戸市には最優先で目指してほしいものである。

正義と敵

先日、ある社長とお話をしているとき、
印象の残る言葉をもらった。
「正義を貫くもの、敵ができる。」
つまり、正義を貫けば、貫くほど、
都合の悪い人、ねたむ人は増えて、
敵が増えるということらしい。

逆に、正義とは関係なく、
誰にでも、八方美人な生き方をしていれば、
敵はできず、良い人だと言われることらしい。
悲しい現実ではあるが、ある意味、理解できる。

私にも中傷を行うものはいる。
確かに、非難されるように、私も完璧な人間ではない。
しかし、そうだからといって、
自分の主義、主張は曲げられないし、
人間として生まれた以上、
おかしいと思うことを変えていきたい。

少異にとらわれず、大同に情熱をかける生き方をしていきしたい。

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