友人の朴報

二十数年来の友人の朴報が今日入った。
昨年、選挙を手伝ってくれた関西学院大学時代の友人も、
残念ながら、若くして亡くなってしまったが、
今回も、関西学院大学で同期であった友人である。

彼と知り合ったのは、社会に出てからであるが、
大手新聞社の記者をしていた彼は私を偶然、取材に来てくれてから、
大学で同期だったこともわかり、
その後、長く、公私ともにおつきあいさせて頂いてきた。

新聞記者時代の彼は、激務の毎日で、
いったい、いつ休んでいるのだろうと思う毎日であった。
そんな彼から、約3年ほど前だと思う。
やりたいことをやりたいから記者を辞めると連絡があった。

東京から神戸に戻ってきた彼は、
よく私のオフィスに顔を出してくれた。
元神戸支局で神戸市担当でもあった彼は、
私の主張に賛同してくれ、選挙のときも本当によく応援してくれた。

彼のやりたかったことは、大陸浪人である。
長く記者をやって彼は、今の日本の視野、思考の小ささを危惧していた。
彼は、大陸浪人をしながら、さまざまな情報を日本に持ち帰り、
ビジネスにするなど、国益のために仕事をしたかったのである。

彼は、早速、ミャンマー、インド、中国など、
さまざまな街に出かけた。そして、また、沖縄などでも生活していた。
こんな生活をしているから、俺は結婚しないとも彼は言っていた。
そんな彼は、数ヶ月ごと、帰国するたびに顔を出してくれた。

たしか、3か月前事務所を訪ねてきたときは、
ノルウェーの島で、日本人でも資源の権利がえれる島がある。
今度は、その島に行ってくると言っていた。

しばらく連絡がなかった。
私は、おそらく海外に出ているのだと思いこんでいた。

今日の朴報で、彼は、自宅で一人で亡くなっていたようである。
長く姿を見ず、不安に思った近隣の人が、
警察を呼び、自宅に入ったら亡くなっていたようである。
日にちも、かなりの日数が過ぎていたようである。

悲しい限りである。また、しばらく立ち直れない。
昨年に続き、信頼できる同じ年の親友を2人なくした。
いまだに信じられない。今でも電話が通じる気がする。
しかし、もうどうすることもできない。ご冥福をお祈りする。

長くつきあってくれてありがとう。
君たちの多くの言葉に励まされ、
僕がここまで来れたことを改めて、感謝している。

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