2007年4月アーカイブ

成功の秘訣

大学在学中にベンチャーを起こして25年目を迎える。
よく成功の秘訣を聞かれる。
答えは簡単である。「あきらめないからである」
私の経験からすると、新しいことにチャレンジすると、
多くが失敗する。しかしながら、その失敗が大きな勉強になる。
10多々な取り組みをして、1〜2割成功すれば十分ではないか。
失敗することに慣れることである。
リスクやいばらの道に慣れることである。
また、たとえ失敗しても、何かで成功すれば、
それは、成功のもとであり、必要不可欠な過程である。
私の概念では、あきらめたときに真の失敗になるのである。

ただ、大事なことは、失敗は自分が許容できる範囲に治めることである。

政治のことで、よく次回を聞かれる。
私は、政治の世界でも失敗したとは思っていない。
失敗は成功への過程なのである。

統一地方選挙

統一地方選挙で多くの友人が当選した。
また、残念なことに、絶対に当選すると思っていた人が落選した。
私も長く政治関係者と交流を続けてきた関係で、
今回の選挙でも全国で約50名近い友人、そして、先輩が出馬した。
正直、心は全候補者のところに毎日応援に行きたい。
しかしながら、仕事もあり、大学もあり、社会活動もあり、
そして、始めて選挙を戦う友人からは
毎日のようにSOSの電話がかかってくる。

多くの候補者の皆様には日頃お世話になっていながら、
あまりお力になれず、大変、申し訳ありません。
反省として、どうしても、始めてや、危ないと思う候補者に力を入れて
応援するあまり、何期も当選している友人や先輩には十分な応援ができていない。
そんな中、お世話になったベテラン議員が落選すると、
本当に申し訳なく思う。

しかしながら、掲示板上で申し訳ないですが、
私は、どちらかと言うと義理深い、人情深い、
お世話になった皆様には必ず恩を返そうと考えている。
どうか、長い目で見て頂きたい。
そして、当選された先生方、是非とも市民の為の、
県政、市政を実現して頂きたい。
厚い敬意とともに、ますますのご活躍を期待致します。

大学

二十数年前、大学に入学した私は、
多くが百人以上の大教室で出席もとらず、
先生もやる気なく授業を進める姿を見て、
大学は自由な時間の中で社会勉強をする所だと思い、
企画サークル活動に邁進した。
多くの社会人との出会いは大きな勉強となった。

結果、私は学生時代に起業する。
まだ、大学を出れば就職するのが当たり前の時代。
学生ベンチャーの走りであったかもしれない。
その当時のゼミの先生に社会はそんなに甘くない。
就職しなさいと怒られたのを思いだす。
今、確かに社会はきびしかったと思う。
いばらの道の連続であった。
しかしながら、二十数年、いばらの道を歩いてきて、
いばらの道にも慣れたきた気がする。
今の時代、リスクに慣れる生き方こそが大切だと思う。

昨日、京都大学大学院の歓迎講演会及び懇親会に行った。
講演の名誉教授が法科大学院や公共政策大学院の至らぬ部分を
堂々と批判していた。ずばり、理論で世の中はかたづかない。
常に、世の中は動いており、研究科もその過程である。
あらゆる研究活動の結果が大学院にあるわけではなく、
問題解決のきっかけに大学院がなればいいという考えである。
まさに、その通りである。
本音で語ってもらえる姿に、京都大学の底の深さを感じた。
また、大学が行なう学内の懇親会にビールがでてきた。
これもまた、自由をうたう京都大学の校風かもしれないが、
学内の行事で学生に酒を出す器の大きさを感じた。

聞いた話のなかで印象に残ったことは、
今までの日本の東大、京大の法学部は官僚養成機関であったとのこと。
しかし、これからは官僚だけが日本を担っていくのではない。
公共政策は決して、官僚だけが行なうものではない。
市民一人ひとりがこの国の主体者となり、
官僚に負けないだけ、
この国、この街の主体者としての気構えを持たなければならない。

政治ゴロ

自分は選挙に出ないがやたらと政治好きな人がいる。
フィクサー、ロビンスト、ブレーン? 日本的に言うと後援者?
政治に関心をもつことは良いことだ。

しかし、一方で、政治ゴロというべき人も多い。

政治ゴロは、政治家の前ではおとなしいが、
陰でやたらと政治家のことを呼び捨てにし、
いかにも、自分の手下のように偉そうにする。

そして、政治家が自分の言うことを聞かないと、
「アイツはだめだ」、「つぶしてやる」と言って回る。
こうした人は、本当は自分も政治家になりたい願望がある。
しかし、勇気がない。そして、寂しがりやも多い。

こうした人たちにいいたい。
批評する前に、一度は自分が勇気をもって闘ってみたらどうだろうか?
世界は大きな視野で、また、ハイスピードで動いている。
批評することは簡単だが、ぐずぐずしている暇はない。

勝ち負けではない。自分と闘う志こそ真の美道なのだ。
まずは、体をはって立つことから一歩が始まる。
できないなら、闘う人を静かに応援すべきである。

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