2006年12月アーカイブ

看板・肩書き

私は19歳の学生時代に起業を始めたが、
当時から大変、お世話にななった方達が最近、多く定年を迎えれる。
当時、30才代から40才ぐらいの若手バリバリだった方達である。

多くが、まだまだお元気で、
これから!という若さをもっておられるのに残念である。

先日もある大手商社の役員まで務めた方が訪ねてきてくれた。
会社がすべてで今まで来てこられているので、
本当に寂しそうである。

人を紹介しても、以前のように大手商社の看板と肩書きはない。
ある自治体の助役まで務められた方も、最近、引退し、
会社を訪問してくれた。気が変に弱気になってきている。

どちらも、私は尊敬してきた人なので私も寂しい気がする。
私も、もし、会社務めをしていたなら、なんと後十年少しで定年だった。
人生はあっと言う間である。

しかし、今、思うのはやはり、人間は自分の看板、肩書きで
仕事をするのではなく、
どこにいても、自分の顔で生きていくべきだと思った。
その元助役の人は言ってくれた。
「看板がなくなっても気持ちよく会ってくれるのは君ぐらいだ」と。

私は、さまざまな出会いの中で、
その人個人と長くつきあっていきたい。
看板、肩書きとつきあっても何もおもしろくない。

先日、ある自治体の参事に私が課長、課長と、
知らないで言ってしまうと。その参事は、
血相を変えて怒ってきた。俺は参事だ!と、
間違ったことは大変失礼だが、寂しい気がした。

私は、会社の代表を長くしてきているが、
社長と言われるのがきらいで、
松村さんと呼んでもらっている。

一度の人生、自分の「顔」で生きてほしい。
そんな生き方をしていると定年も怖くない。

シンガポール

一人ごとを日記のように書き留めているブログですが、

国会議員、知事、市長、町長など多くの方にも見て頂いているようで、
メールなどを頂き、大変、恐縮です。誤字、乱文お許しください。

先週、霞ヶ関でお世話になっている先輩や友人が、
立て続けにシンガポールに転勤になったので、お誘いを受け、
仕事の話もあったので、シンガポールに行ってきました。

人口450万人、琵琶湖ぐらいの大きさの国シンガポール。
しかしながら、アジア経済の中心として大きな活気を感じる。

国の経済を活性化させるため、空港や港は24時間体制。
そして、外国人がいかにスムーズに入国できるかの、
入国、関税手続き時間をいかに簡素化するかの目標設定までしている。

そして、優秀な外国人を住ませようと、
高学歴や高収入な人には積極的に永住権を与えている。
教育水準もかなり高いようだ。

結果、おもしろい未来を見た日本人も多く住んでいる。

また、アジアのスイスを目指し、
金融機関の情報保全も徹底しており、
税金も諸外国と比べて低い。
まさに、国際化時代を勝ち抜くための戦略が多くなされている。

そんな政府の方針が経済も活気だたせ、
市民の顔も明るく、夜も活気がある
近い将来、カジノも2カ所オープンするようだ。

シンガポール。
日本では、人口も広さも都道府県と変わらない国。
しかしながら、立派に自立し、人々も躍動している。
日本の都市が見本とすべき、自治経営ではないだろうか。


John F. Kennedy

・Ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country.
 国(地域)があなたに何をしてくれるかを尋ねないで、
  あなたが国(地域)に対して何ができるかを尋ねなさい
・Do not pray for easy lives. Pray to be stronger men.    
 楽な人生を願い求めないでより強い人間になれるように願いなさい
・We need men who can dream of things that never were.
 私たちは、今までになかったものを 夢見ることができる人々を必要としています。

姫路石見市長

先日、ある学術研究会で姫路市にいった。
姫路市は私が若い時期から多くの仕事を頂いてきた想い深い地域だ。
侍気質と言うか、実直な人が多く、情深い素晴らしいまちだ。

会議の中で、石見市長の講演があった。
予想以上に石見市長は実にフラットな気さくな人であった。
講演前から会場入りし、足を大きく開いて椅子を逆に股がり、
冗談を言いながら、姫路弁で一人で会場内を走り回っている。

私が目指していた
こんな市長がいてもいいだろう!というきさくな感じだ。
失礼ではあるが、顔を知らない人は、
恐らく会場内の人も市長だと気付かないないだろう。

私はこれまで、県出身の戸谷元市長、警察出身の堀川元市長を
見てきたが、姫路市のイメージが360度変わっていた。
これまでの市長は、官僚出身。
やはり、すましてお上的に大きく上から下を見ていた。
秘書や取り巻きを多くひきつれ、威厳を守っておられた。

石見市長は経済界等から押され、
六党相乗りの、堀川元市長を大差で破り当選された市民派だ。
石見市長のお話は、若干、私と若干意見が違う面があったが、、。
市長は、やはり、市民の目、いつも一市民の姿で行動できる
そんな市長の姿が大切であることを痛感した。いい市長である。

石見市長に、ぜひ、がんばってほしい。
エールも込めて、私の意見と違う部分を付け加えておこう。
石見市長は、役所ができることは限界がある。
後は民間ががんばってほしいと言われていた。

私は、ちょっと考えが違う。
民間ががんばれるようにさまざまなサポートをするのが、
役所の役割である。また、民間が稼いでほしいと言っていたが、
民間が稼げるように、様々な取り組みを行うのが政策である。

私は、役所の職員は市民のコンサルタント、相談役になるべきだと考えている。
そして、まちづくりのプロデューサー、コーディネーター集団になるべきなのだ。
役所の職員はさまざまなことに、小さなことから、
市民と共に、汗をかきながら奔走すればいい。
市民の為に汗をかくのが役所の役割であり、尊敬される役所づくりなのだ。

多くの友人に感謝

色んな会で久しぶりに会うと
みんながそろって、
元気にやってる?
次もいけよ。
今度はいけるよと声をかけてくれる。
大変、ありがたいことだ。
また、来年の地方選挙も薦められる。
こちらもありがたいことだが、
今の私には地方議員には興味がない。

先日、用事で神戸市役所にいった。
職員が庁舎内の奥の部屋で麻雀をしていた。
全く考えられない。
こんな姿を見ると、
やはり誰かが立ち上がらなければならなかと思う。

そして、正しい、間違っているとの判断でなく、
得、損で判断する姿。
とにかく上司の言う事をきけばいいという姿。
本当に失望する限りだ。

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