先日、ある学術研究会で姫路市にいった。
姫路市は私が若い時期から多くの仕事を頂いてきた想い深い地域だ。
侍気質と言うか、実直な人が多く、情深い素晴らしいまちだ。
会議の中で、石見市長の講演があった。
予想以上に石見市長は実にフラットな気さくな人であった。
講演前から会場入りし、足を大きく開いて椅子を逆に股がり、
冗談を言いながら、姫路弁で一人で会場内を走り回っている。
私が目指していた
こんな市長がいてもいいだろう!というきさくな感じだ。
失礼ではあるが、顔を知らない人は、
恐らく会場内の人も市長だと気付かないないだろう。
私はこれまで、県出身の戸谷元市長、警察出身の堀川元市長を
見てきたが、姫路市のイメージが360度変わっていた。
これまでの市長は、官僚出身。
やはり、すましてお上的に大きく上から下を見ていた。
秘書や取り巻きを多くひきつれ、威厳を守っておられた。
石見市長は経済界等から押され、
六党相乗りの、堀川元市長を大差で破り当選された市民派だ。
石見市長のお話は、若干、私と若干意見が違う面があったが、、。
市長は、やはり、市民の目、いつも一市民の姿で行動できる
そんな市長の姿が大切であることを痛感した。いい市長である。
石見市長に、ぜひ、がんばってほしい。
エールも込めて、私の意見と違う部分を付け加えておこう。
石見市長は、役所ができることは限界がある。
後は民間ががんばってほしいと言われていた。
私は、ちょっと考えが違う。
民間ががんばれるようにさまざまなサポートをするのが、
役所の役割である。また、民間が稼いでほしいと言っていたが、
民間が稼げるように、様々な取り組みを行うのが政策である。
私は、役所の職員は市民のコンサルタント、相談役になるべきだと考えている。
そして、まちづくりのプロデューサー、コーディネーター集団になるべきなのだ。
役所の職員はさまざまなことに、小さなことから、
市民と共に、汗をかきながら奔走すればいい。
市民の為に汗をかくのが役所の役割であり、尊敬される役所づくりなのだ。