伝えたいこと: 2007年7月アーカイブ

社長は金持ち?

選挙のとき、おまえのような社長に庶民の心はわかるか!
と言われたことを思いだす。
確かに、零細企業の経営に携わったことのない人には、
社長と言うのは、労働者でなく、資本家に見えるのだろう。
しなしながら、実際はそんなに甘くない。
日本の会社の7割は赤字だ。
そのほとんどが、中小、零細企業だ。
中小、零細企業の経営者は、資金繰りにあけくれるのが実態だ。
朝から晩まで働き、祝日も日曜も働き、
それでも、赤字の繰り返しなど日常茶飯時。
これが、多くの中小企業、零細企業の実態ではないだろうか。
私も、過去に、本当に資金繰りに困り、
必死になって、数千円のお金をかき集めた時期があった。
もちろん多くの人に不安をあおるので、その時は人には言えない。

そんな時、ある慈善団体が事務所の一角を間借りさせてほしいと、
訪ねてきてくれたことがある。事務所の部分使用料を出すと言うので、
毎月の資金に困っているので、少しの負担でもこちらもありがたいので、
喜んで了承したら、セコイ社長。慈善団体だからもちろんタダで貸してくれると、
思っていたのにと、言われたのを思いだす。
もちろん、資金的に余裕があるときなら、
慈善事業には無料に協力していたのだが。。
今月、どうして、家賃、給料を払おうかと葛藤している社長に、
そのときは余裕がない、(表面は社長づらを必死に守っているが。。(笑))
こうして、必死になって働いてきた私が労働者だっから、
20年たった今も、何とか、今が持っているのである。
そして、その厳しい状況から税金を払っていることを、
公務員にも実感してもらいたいのである。

付け加えておくと、私の父も、高度成長期を必死に働き、
自分のこずかいを節約してくれながら、子供を育てる
ために使ってくれた典型的なまじめなサラリーマンであった。

親の姿を見て、そして、何度も涙を飲んで、
経営活動を続けてきて、働くことの大変さは私なりに理解しているつもりだ。
私は、資本家ではなく、労働者であり、
市民による社会革命を創りあげていきたいのである。
(そもそも、資本家なら、こんな煩わしいことはしない(笑))

近代官僚制のマイナス面については、ロバート・キング・マートンなど
多くのアメリカの社会学者・政治学者たちに多く指摘されている。

なかでも、マートンによる官僚制の逆機能についての指摘は有名である。
規則万能・責任回避・秘密主義・画一的傾向
権威主義的傾向・自己保身
繁文縟礼(はんぶんじょくれい)
セクショナリズム

先例がないからという理由で新しいことを回避しようとしたり、
規則に示されていないから、上司に聞かなければわからないといったようなものから、
書類を作り、保存すること自体が仕事と化してしまい、
その書類が本当に必要であるかどうかは考慮されない(繁文縟礼)、
自分たちの業務・専門以外のことやろうとせず、
自分たちの領域に別の部署のものが関わってくるとそれを排除しようとする(セクショナリズム)

イギリスの政治学者シリル・ノースコート・パーキンソンもよく知られている。
パーキンソンによる官僚組織の非合理性についての指摘は
「パーキンソンの法則」と呼ばれている。
これは、実際にこなさなければならない仕事量に関係なく、
官僚の数はどんどん増え続けていくというもので、
官僚組織の肥大化の特質を示している(成長の法則)。
もちろん官僚が増えれば、その分仕事がなければならないが、
それは実際に必要ではない仕事を創造することでまかなわれる。
つまり、無駄な仕事ばかりが増えていくということである(凡俗の法則)。

wikipediaより引用

私は小さいときから、
どうもナガいものに巻かれるのがいやだ。
物事を損得より筋道が通るか通らないかで判断する。

今まで、自分で経営をしているから、
このわがままを通せてきたのも事実である。
(筋を通すから多くの方に支えて頂いたのも事実だが。)

しかし、時には私の見識が浅はかな場合もあるだろう。
反省もしなければいけない。

力や看板がある人でも、
筋道を通し、腰が低い人も多い。
そういう人には心から敬服する。

友人に、おまえは白、黒はっきりしている。
誰にでも物事をズバズバ言い過ぎだと言われる。
その分、多く敵もできてしまい、
万人に好かれるタイプではない。

さすがに、最近では無駄な体力は使わまいと
無意味な闘いは避けようとしているが。。。。

しかし、やっぱり譲れないことは譲れない。
相手が誰であろうと、自分がどうなろうと、
納得できないことには、徹底的に立ち向かってしまう。
力がある人が不条理なことをしたら、なおさらである。
残念ながらこれが私なのである。

だから、自分では行政の改革に向いていると思うが、

だから、おまえは政治家向きではないと言う人もいる。