選挙のとき、おまえのような社長に庶民の心はわかるか!
と言われたことを思いだす。
確かに、零細企業の経営に携わったことのない人には、
社長と言うのは、労働者でなく、資本家に見えるのだろう。
しなしながら、実際はそんなに甘くない。
日本の会社の7割は赤字だ。
そのほとんどが、中小、零細企業だ。
中小、零細企業の経営者は、資金繰りにあけくれるのが実態だ。
朝から晩まで働き、祝日も日曜も働き、
それでも、赤字の繰り返しなど日常茶飯時。
これが、多くの中小企業、零細企業の実態ではないだろうか。
私も、過去に、本当に資金繰りに困り、
必死になって、数千円のお金をかき集めた時期があった。
もちろん多くの人に不安をあおるので、その時は人には言えない。
そんな時、ある慈善団体が事務所の一角を間借りさせてほしいと、
訪ねてきてくれたことがある。事務所の部分使用料を出すと言うので、
毎月の資金に困っているので、少しの負担でもこちらもありがたいので、
喜んで了承したら、セコイ社長。慈善団体だからもちろんタダで貸してくれると、
思っていたのにと、言われたのを思いだす。
もちろん、資金的に余裕があるときなら、
慈善事業には無料に協力していたのだが。。
今月、どうして、家賃、給料を払おうかと葛藤している社長に、
そのときは余裕がない、(表面は社長づらを必死に守っているが。。(笑))
こうして、必死になって働いてきた私が労働者だっから、
20年たった今も、何とか、今が持っているのである。
そして、その厳しい状況から税金を払っていることを、
公務員にも実感してもらいたいのである。
付け加えておくと、私の父も、高度成長期を必死に働き、
自分のこずかいを節約してくれながら、子供を育てる
ために使ってくれた典型的なまじめなサラリーマンであった。
親の姿を見て、そして、何度も涙を飲んで、
経営活動を続けてきて、働くことの大変さは私なりに理解しているつもりだ。
私は、資本家ではなく、労働者であり、
市民による社会革命を創りあげていきたいのである。
(そもそも、資本家なら、こんな煩わしいことはしない(笑))