東北でボランティアを務める友人よりSOS

   東北でボランティアを務める友人よりSOS


要望書をお送りいたします。お電話でもお話ししましたように、

福島市、二本松市、郡山市など空間線量の高い地域からの避難者が、

続々と米沢に避難に来つつあります。

米沢市内では、2DK、2LDKのアパートはもうないとのことです。

これから夏休みにかけてどんどん増えてくる気配です。

生活支援物資もまた必要になってくると思われます。

市や社会福祉協議会も動きがないものですから、

私たちが窓口になって物資の受け付け、配布をやっています。

避難してくる皆さんの、特に小さなお子さんをお持ちの母親の心配は、私たちの想像以上のものがあります。この地域の人たちは、「避難指定」区域ではないので、「自主避難」となり、生活支援が受けることができません。各方面への働きかけをよろしくお願いいたします。

 

                              福島県自主避難者に対する安全保障についての要望書

 


現在、空間線量の比較的高い地域、福島市、伊達市、二本松市、郡山市などにお住まいで、小さなお子さんのいらっしゃるご家庭の親御さんは、健康被害に対する不安を抱えています。子どもが学校でも外で遊べない、家に帰っても窓は閉め切り、親と子のストレスがたまり、熱中症などの危険性もあります。

 これらの地域に比較的近い、山形県米沢市は5月には約1,000名の県外避難者がいましたが、6月末には約2,100名に増えています。その大半は避難区域外の「自主避難者」です。福島県に近い都会として、何かあったときに帰れる距離が避難者の安心につながっています。

 現在、「自主避難者」に対し山形県は借り上げ住宅の家賃補助をとっており、多くの避難者を受け入れています。しかし、父親は福島県に仕事があり、家族が離ればなれの二重生活を余儀なくされて、経済的な負担も多く、精神的な負担も続き、いつ「普通の暮らし」が取り戻せるのでしょうか。

 そこで、一人の国民として、下記の要望をいたします。何卒、政府として子どもたちの「いのち」を守るための権力の行使、「いのち」と「お金」をはかりにかけることなく、一刻も早い対応をお願いするばかりです。よろしくお願いいたします。                                                 記


1)避難地域を福島第一原発からの距離と空間線量を基準にとらえるのではなく、将来の健康被害を重視して、小さなお子さん(特に未就学児童)とその親御さんを優先的に「避難優先者」と位置づけ、生活支援をしていただきたい。

2) 特に、子どもの夏休み期間だけでも安心して過ごせる避難場所(ペンション、旅館、ホテルなど)を避難者に無料で使用できるようにお願いしたいと思います。


                                          以上

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