被災地からの声2


今回の災害は大きすぎます。


派遣されてくる途中の航空機から見た光景には息を呑みました。


海沿いの地域が、津波にさらわれ、集落ごと消えてしまっているのです。


それも1カ所2カ所ではありません。


三陸海岸はほぼ全滅です。




いまだに誰も全貌が把握できていないと思います。


現地では、それ以外にも深刻な問題が山積していて、


なにから手を付けていいのかわからない状態です。




既に発災後3日過ぎていますが、いまだに孤立した地域が


数限りなくあるようですし、そもそもそういう地域が


どのくらいあるかもわかっていないようです。




これから少しずついろいろなことがわかってくるのでしょうが、


いったいどういうことになるのか、空恐ろしい気がしています。。




今活動しているのは、仙台郊外の自衛隊基地の片隅の診療所ですが、大型ヘリが到着するたびに、10人、20人と被災者の方が降りてきます。


ほとんどは命に別状ない方ですが、高齢者で、認知症があったりして、氏名さえもはっきりしない方もいらっしゃいます。


家族がいらっしゃるのか、いた場合無事なのか、連絡が取れるのか、全くわからない方も少なくありません。


この人たちは今後どうなっていくのだろうと思うと、気が遠くなります。


しかも、こうやってヘリで運ばれる被災者の方はまだ幸運で、


その数倍以上の方がまだ何の援助も受けていない可能性があります。




できることは限られていますが、できるだけのことをやって帰ろうと思います。


これから、全国規模の支援が必要になるかと思います。



また情報を流します。



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