今週も東京に行っていた。
飛行機の時間が空いたので、上野公園で行われていた福沢諭吉展に行った。
福沢諭吉というと、慶応創設、一万円札、学問のすすめぐらいしか知識がなかったが、
福沢諭吉が一生を通じて訴え続けた「独立自尊」という言葉に感銘を受けた。
権力や風潮に流されず、自身の心身を独立させ、
尊厳ある決断と責任のもと、自分を高め、尊にあたいする人生を送れということだ。
激動の維新期に、三度に渡る渡米を行い、
慶応義塾を開設し、独立自尊を指導した福沢諭吉。
彼の指導を受けた福沢山脈と言われた弟子達は、
阪急グループの創始者小林一三や、製紙王と言われた藤原銀次郎など、
多くの成功者を生み出した。
豪傑と豪快、理想を掲げ、時代を築いた獅子達である。
独立自尊ー今の時代にでも、想いのある名言である。