中国の軍事費増大問題

 中国の軍事費がどんどん伸べている。
大学にいるとき、中国の駐日大使が講演にきて、
その理由は、中国は著しい経済成長を遂げている。
軍事費がそれに比例して大きくなることは当然だ。
また、軍事費の増加の主な原因は、人件費の高騰にあると言っていた。


 先日親しい中国人の友人と同じ話をした。
その友人は、軍事費が増える要因が2つあると言っていた。


 1つは、北朝鮮の問題。
金主席体制が崩れたら、北朝鮮は大きな変化があるかもしれない。
体制の変化により、米国の力をバックに韓国が北に入ってくるかもしれない。
これは、現実的には米国が北朝鮮を支配する事につながる。
隣国である中国はこれは絶対容認できない。
大きな米国の空母が中国に常駐するのと同じである。


 もう1つは、台湾の問題である。
台湾の選挙等で、もし、独立派が台頭し独立へと動くと、
これもまた、中国は絶対に容認できない。
中国は多く地域独立の問題を抱えているからなおさらである。
しかし、また、いざとなると米国は台湾を支援しようとするだろう。


 残念ながら日本は世界から見ると米国の予備軍のようなものである。


 こうした事態を想定して、中国は沿岸部では積極的に国営企業を作ってこなかった。
また、これからの戦争は、陸の闘いではなく、空母や飛行機による空からの戦いである。
その為に、中国は早急に空母などの軍事力を増強していると友人は言う。


 こんな時こそ、日本の政治の力がためされる。
親米は保ちつつも、日本は平和ボケから脱し、
中立の立場で絶対にアジアでの紛争を防いでいかなければならない。


 馬鹿な想定話で終わると良いのだが・・・。





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