「自治体とは、市民がさまざまな公論を形成し、
公共、公共圏(語り合う場)を保証する為に役割を担う」
つまり、民主主義にのっとり、
さまざまな意見を持つ市民が、意見を主張し、
共に、公を創り上げていくのを保証しなければならない。
多くの自治体職員には耳が痛い話ではないだろうか。
自分達の既得権益を守れる
自分達の政策に歩調を合わせる人達だけの意見に沿い、
自分達に異を唱える人達の意見をいかに排除し、
無視していくかの技術ばかりを習得していないだろうか。
ある市議会においてもそうである。
真剣に物事を考え、意見を主張している野党議員に
鼻でわらって聞いている首長。そして、幹部職員。
まさしく、自治体の崩壊を象徴を示している。
また、主体的な住民が住民訴訟を起こしていても、
腐った自治体は弁護士にすべてをまかし、
真剣に市民側の主張を聞き、反省することはない。
首長や幹部は真摯に受け止めない。
これでは、自治体も終わりだ。
公に役立ちたい、志を持ち、
自治体に入った人々は、
役所の先輩達の悪い習慣に絶対にはまってはいけない。
市民の公論形成を保証する機関こそが、
本来のもっとも重要な自治体の役割なのだ。