松村つとむ: 2009年2月アーカイブ

ブログの更新

 先日、東京で久々に会った友人にブログの更新が少ないとの指摘を受けた。
どちらかと言うと、いつも元気に積極的に生きているタイプの私であるが、
やはり、年末の友人の死は、自分自身かなりの精神的ダメージであった。


 密葬ということもあり、年末には逝去がわからず、年始に突然の知らせ、
せめて生前、親しくして頂いたお礼へと、偲ぶ会のボランティアでの企画準備参画。
故人のあの元気な姿を思い出すと、こみ上げてくるせつなさ、
また、あらためて人の命のはかなさを感じたこの2月間であった。


 年始からしばらく、この友人への感謝とお別れに追われた毎日であったが、
しかし、また、いつまでも悲しんでばかりはいられない。
故人の遺志をついて、故人の分までがんばっていかなければならない。
少し弱気になり、ブログの更新が少なくなり、見て頂いている皆様にお詫びしたい。


 さて、毎年、年の始めはそうであるが、
1月から3月にかけては、なぜか、東京でのお呼びが多い。
2月から3月にかけて、多くがトンボ帰りであるが毎週のように東京に行っている。


 今週もいくつかの仕事を東京であり、夜は親しい友人たちと食事行ったりしたが、
東京の街も冷えてきているには驚く。


 昨年ぐらいまでは、どこに行っても予約なしでは店に入れなかったが、
どの店も、幾分、客が減ってきている。
いきつけのバーも、遅い時間に顔を出すと、わずかに1組。
やはり、報道の通り実際の経済もかなりの不景気時代に突入しているようだ。


 一緒に飲んでいた商社でバスを輸出している友人の話でも、
のきなみ輸出台数が減っているらしい。
IPOした友人の会社を見ても、そのほとんどが、1/10以下に株価が低迷している。


 いったい、これからどんな時代が始まるのであろうか。
いずれにしても言えることは、今まで、若い、若いと言われてきて、
今、中年になってしまった私たちの世代が頑張らなければならないのだろう。


 頭が良いタイプには2通りある。

 
 一つは、知識が豊富で物事を理論的に考えることができるタイプ。
このタイプは頭は良いが実体験が少なく、多くが実践には弱い。


 もう一つは、知識は理論は若干劣るが、失敗も含めた多くの経験を積み、
実際の物事の進め方にたけ、人を動かす能力、すなわち魅力を持つタイプ。


 後者のタイプの人は、前者に対して、
理屈はそうであるが、世の中そう簡単にはいかないと多くが語る。
確かに、理屈どおりいかないのが世の中である。


 いったい、どちらが本当に頭が良いかの答えは別にして、
昨年、ある尊敬する先輩にこう言われた。
 

「松村さん、切符を買わないと列車には乗れないのだよ。」


 確かに、じっとしているだけでは、何も動かない。
一歩、踏み出すことにより、全ては始まるのである。

 
 思えば、宝くじも買わない人にはチャンスがやってこない。
なるほど・・・・。

友人の死

 昨年末、また、同年代の友人が亡くなった。


 12月21日の忘年会では元気にしており、
その前日にはゴルフに言っていたと言っていた。


 12月25日には友人の会社にケーキを届けに行っており、
私にも3時すぎに電話をくれた。


 12月28日の朝に亡くなったそうである。
そして、私のもとにその知らせが入ったのが、1月6日であった。


 いったい、26、27日に何があったのだろうか。


 しかし、もう、彼は帰ってこない。
それからのこの1ケ月、すっかり落ち込んだ日々であった。
人間の命のはかなさを考える。

 
 自分も、今日、寝たら死んでしまうのでは?とさえ考えてしまう。


 せめてもの追悼と、偲ぶ会の企画をご遺族にさせて頂いた。


 台本を考えても、スライドを作っても、涙、涙の日々であった。
でも、友人の写真を見たとき、ありがとうと語っているように見えた。


 心からご冥福を祈りたい。そして、ありがとう。
あなたの気持ちを思い出し、あなたの分も精一杯生きていきたい。