松村つとむ: 2009年3月アーカイブ

失敗

皆さんは多くの失敗をしてきただろうか。
誰もが、できれば失敗はしたくない。
しかし、失敗を恐れていては何もできない。

私のこれまでの人生を振り返ると本当に多くの失敗をしてきた。
また、同時に多くの失敗をしてきたからこそ、今がある気もする。
誰もが、一度、失敗して学んだことは二度と失敗しないようにする。

私はそろそろ失敗は許されない年齢になった気がするが、
若い時は、どんどん失敗すれば良いのではないだろうか。
失敗が多いほど、人は成長するのかもしれない。

教科書通りに無難にこなす人生には新しい変化はない。
自己成長、自己創造には失敗は必要な過程なのである。

独立自尊

今週も東京に行っていた。
飛行機の時間が空いたので、上野公園で行われていた福沢諭吉展に行った。

福沢諭吉というと、慶応創設、一万円札、学問のすすめぐらいしか知識がなかったが、
福沢諭吉が一生を通じて訴え続けた「独立自尊」という言葉に感銘を受けた。

権力や風潮に流されず、自身の心身を独立させ、
尊厳ある決断と責任のもと、自分を高め、尊にあたいする人生を送れということだ。

激動の維新期に、三度に渡る渡米を行い、
慶応義塾を開設し、独立自尊を指導した福沢諭吉。

彼の指導を受けた福沢山脈と言われた弟子達は、
阪急グループの創始者小林一三や、製紙王と言われた藤原銀次郎など、
多くの成功者を生み出した。

豪傑と豪快、理想を掲げ、時代を築いた獅子達である。
独立自尊ー今の時代にでも、想いのある名言である。