松村つとむ: 2008年9月アーカイブ

 先日、お世話になっている先生の紹介で、
米国リーダーシップ研究所の代表モートンブラックウェル氏と会食することができた。
以前にも、日本でリーダーシップ研究所の特別セミナーを受講することがあったが、
やはり、民主主義の本場、アメリカの凄さをあらためて感じた。


 モートンブラックウェル氏は学生時代から政治に携わり、
大統領選挙の敗北を経験しながら、レーガン政権では、大統領補佐官として、
ホワイトハウスで勤務され、その後、若者を育てていくため、
リーダーシップ研究所を設立された。その後、多くの政治家を排出された。


 ブッシュ政権の大統領補佐官カールルーブ氏や、
ワシントンの有名ロビンスト グローバーノーキスト氏もモートン氏が、
育て上げた弟子達である。ノーキストは小さな政府。減税路線を掲げ、
ブッシュのお父さんが大統領を勤めた時代から、大きな成果をえている。


 減税すれば、税収があがるのである。


 また、モートン氏が、大切に主張するのが、グラスルーツ。
草の根運動である。市民が求めることを掲げれば、
必ず、大衆の支持はついてくる。本物を追求しなければならない。
これが、アメリカの真の民主主義の神髄である気がする。


 日本のように、小手先の政治は、やがて、崩壊する。
志ある人、一人ひとりが、真剣にがんばっていかなければならない。

中川秀直氏

 中川秀直氏。
中央政界が動いている。
私の知っている中川秀直氏(もちろん先方は知らないが)は、
色んな会合に、森元総理と訪れ、人相が悪そうに構えていたことを多く思い出す。


 しかしながら、最近の中川氏は違う。
あげ潮路線を掲げ、改革への道に改心したように見える。
現在、多くの与野党の政治家、また、経済人と交流を深めている。
著書を読む限り真剣な気がする。


 1980年代、イギリスやアメリカは不況に陥り、
サッチャーやレーガンという強い信念をもった政治家が国を救った。
今、日本も同じである。
信念をもち、自己の信ずる正義に立ち向かう人が必要なのである。


 今回の総裁選、中川氏は小池氏をたてた。
これを契機に、与野党をまとめ、
改革への道に進む人たちを結集しなければならない。


 一方で、民主党が気になる。
民主党の政治家は、そのほとんどが今回の選挙で当選すると思っている。
代表選で他の候補者をたてなかったのも、
上場寸前の会社の社長を直前に変える必要がないとの思いらしい。


 闘いに油断は禁物である。


 いずれにしても、
この国を国民の力で変えようとするリーダーシップある政治に期待したい。
とりあえず、中川秀直氏がどこまでやるか注目である。
茶番劇でないことに期待したい。