松村つとむ: 2007年1月アーカイブ

小が大をとる

二十数年前起業してから、
これまでも様々な不条理に直面してきた。
看板を持つ組織はその力で、
時には強引に不条理を押し付けてくることがある。
看板組織の驕りである。

確かに、看板と看板の闘いをしたとき、
小さな組織は大きな組織に負けることが多い。
あるときは時、ひとたまりもないかもしれない。

しかしながら、私は、そうした時、
こうした闘いを、個人と個人の闘いに、差し替えてきた。
大きな組織においても、絵を描いているのは結局個人である。
不条理な絵を書いている個人をつきとめて、
個人攻撃で倒せばいいのである。
看板は倒しにくくても、個人は意外にもろい。

つまり、大きな組織の不条理に直面したとき、
その絵を描いている人間を分析し、個人を徹底的に追いつめれば、
不条理はつぶせる。

組織の中で、不条理を行なう個人は、
覚悟して闘わなければならない。
小さな組織の個人は、命をかけて闘っている。
そして、また、いざとなったとき、
組織は個人を守ってくれないことも策略者は知っておくべきだ。

年末、年始にかけて、
数人の友人から、新たに今春の地方議員選挙への出馬への決意の連絡があった。
現職が、再度、出馬することは、半ば、当たり前だが、
新たに出馬する人にとっては、より重大な決断だ。
そのうち、2人は、過去に落選経験があった人だ。
志がありながら、毎日の生活に埋まってしまっている人が多いなか、
なかなか、良い連絡である。
もし、私が一昨年、立ち上がったことが、
多少なりともメッセージになっているなら、うれしい限りである。
また、ある市会議員からは、国政への挑戦の志を固め、
次回の地方選挙は出馬しない連絡があった。
こちらも、なかなかうれしい連絡である。
いずれの選挙も、現実は厳しい闘いであることはわかる。
しかしながら、あきらめてしまえば、何も始まらない。
この国にも、志を持つものが多いことは大変、うれしい限りだ。

私は二十数年前、起業したとき、
ある経営者に教えられた言葉がある。
成功者の法則は決してあきらめないことだ。
そして、成功するまで、やり続けることだと。
そして、成功に向かって闘っているときこそ、
人が美しい姿だと。

私も、何度も会社経営を辞めたいと思ったことがある。
しかしながら、その度に、あきらめないで新たな挑戦してきた。
おかげさまで、二十数年、細々ながらも事業は継続できた。

一度の人生、今からでも遅くない。
一人でも多くの人が志をもって、
自分との闘いを開始してほしい。
私も、あらゆる挑戦にあきらめはしない。

新年 あけましておめでとうございます。
人生の後半戦を迎え、
損か得かではなく、教科書通りに無難に生きるのでもなく、
矛盾と感じた事に対して、たとえ負けるとしても、
まっすぐ立ち向かえる。正しいことを貫ける。
そんな人生を送っていく決意を新たにしています。
だって、一度の人生なんですから、
無難に生きる選択肢を選んで、
どこかに矛盾やストレスを感じながら生きるより、
納得できる人生を送りたくないですか。
そして、いつの時代も歴史は変わり、常識も変わる。
そして、必ずや正しい信念には、
時間とともに多くの人の賛同を得られるものと信じています。
実践主義で、これまで、浅学であった私ですが、
もう一度、ゼロからの出発として、勉学にも励んでいます。
新しい時代を、是非、皆さんとともに創っていきましょう。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。