松村つとむ: 2006年10月アーカイブ

京都大学大学院

兵庫県立大学大学院の先生方の公共政策の歴史や倫理観、又、ICTなど、
さまざまな暖かいご指導を受け、この度、京都大学大学院法学研究科に合格しました。
ダブルマスターでもあり、この年になって、まだ、学生かという声もありますが、
今迄、あまりにも、実践主義、経験値による勘で、
人生を過ごしてきた私には、良い勉強となると思います。
仕事と学業との両立は、相変わらず、大きなテーマとなりますが、
関西学院大学や兵庫県立大学大学院も非常に良い、愛すべき学校でしたが、
京都大学大学院という旧帝国大学の大学院で、この年齢になって勉強できることは、
自分自身夢にも思っていませんでした。
せっかくの機会、是非、学んだものを社会に精一杯還元していきたく思います。
人生最後までわからない、挑戦あるのみ!という言葉を、
又、改めて、感じています。これも、ひとえに、皆様のおかげです。
明日から、また、成功している都市経営の現場を見に海外にでます。
市民が主体である自由な夢のある社会、地域を築いていけたらと改めて考えています。

中国出張

中国のある都市に出張で行ってきた。
国をあげて、世界の工場としての推進をしている。
私の行った雑貨のコンベンションセンターは45000軒が並ぶ。
2002年に出来た最新鋭のビルディング。
商品は何でもそろう。
100円ショップにあるような商品が、だいたい30円前後。
壁にかけるお洒落な時計が120円。
タクシーが発乗り5元、ざっと75円。
私は、これまで、いくつかの中国の都市を訪れたが、
中国は、地方分権が進んでいる。
各地域が、個性を出した都市経営を行っている。
私が行った街には、まだ、日本人が少ないが、
欧米や韓国のバイヤーが、約3000人常駐していると聞いた。
上海から車で5時間の都市だが、
付近の農村でも、物の製造の副業をして、
日本の住宅にひけをとらない3階建ての家に、3〜4人で住んでいる。
まさに、時代は国際化競争の時代。時代の動きを身で感じなければならない。

北海道

出張で北海道を訪れた
広大な大自然の中で、食の素晴らしさを改めて実感した。
しかしながら、気になったことが2つ。
1つは、食べ物の問題だ。
オホーツク海のサケでさえ、今は、放流事業でなりたっているらしい。
酪農も、どんどん農薬が使われている。
効率化、合理化が、どんどん進み、自然が失われている。
戦後の60年。経済は大きく成長し、生活は豊かになった気がするが、
すっかり、食などは、悪=害の循環を広げていってるのではなかろうか。
一体、日本のどこにいけば、本当に自然によってできたものを食べれるのだろう。
もう1つは、過疎の問題。
過去に、農業、漁業、鉱山などで、賑わった北海道の各街は、
すっかり、元気がなくなっている。
大幅な人口減少で、商店街のシャツターは多くが閉まる。
優秀な人材は全て、都会に行ってしまうらしい。
生活が豊かになっている一方で、
私たちは、失っているものの大切さも振り返らなければならない。
大地の中で、考えさせられることが多かった。