松村つとむ: 2009年11月アーカイブ

 私は、海外、国内に出張するときによく楽天トラベルを使っている。値段も手頃で簡単に予約できるからである。

 先日の中国出張も楽天トラベルで杭州のホテルを予約した。しかし、驚いたことに現地に行くと予約が来ていないとのこと。しかし、私の持っているクーポンには、ちゃんと予約の確認が表記されている。

 あわてて、持っていたクーポンから楽天トラベルに緊急の電話をしようとしても、ホームページにも、楽天とトラベルの電話番号一切ない。泊まれない。仕方なく、その場は引き下がり、帰国後に楽天トラベルに苦情を入れようと考えた。

 帰国後、あらためて、楽天トラベルに苦情の電話を入れようと考え、ホームページを探したが、やはり、苦情受付などの電話番号が全くない。ようやく、国内旅行受付の番号を見つけ、苦情対応の電話番号を聞いたが、苦情はメールでの受付のみとのこと。

 それから何度も、苦情のメールを送ったが、全く返事なし。長く楽天を利用してきたが、これが楽天のビジネススタイルなのだろうか。緊急や苦情対応の電話番号表記とトラブル対応は最低限のビジネスマナーではないだろうか。

 言葉が十分でなく、連休の観光地で、予約クーポンがあるのに旅行代理店のミスでホテルが予約されていない事態は大問題である。確かに、長く楽天トラベルを使ってこれまでトラブルはほとんどなかったが、こうした事態に遭遇して、いざという時に、会社側の対応姿勢に憤りを感じる。

 また、せめて、国はこうしたネット販売会社に対して、電話番号の表記を義務づけることはできないのだろうか。また、これから、ネットを利用して、旅行する人にも注意したい。コンピューターと言えども、人が操作するもの、こうしたトラブルは発生する。

 みなさんも気をつけてほしい。泣き寝入りしか方法がない。

→11月24日、ようやく楽天トラベルから謝罪のメールが届いた。
しかし、これだけ大きくなった楽天グループである以上、堂々と苦情対応の電話番号もホームページに記載すべきではなかろうか。

4年前の選挙で色々、応援してくれた古くからの友人元伊勢市議の鈴木けんいちさんが、先週の伊勢市長選挙で、33歳という若さで当選されました。おめでとう。4年間に頂いたメッセージも大切に保存しています。がんばってください。期待しています。

(4年前に頂いたメッセージ)

明日から神戸市長選挙がはじまります。 数年来、お世話になっている大好きな神戸のITベンチャー系社長の「松村つとむ」さんが立候補することに。 秘書時代からの恩義を考えれば、応援しにいきたいところやけど、遠い伊勢の地から、健闘をいのることにします。

がんばれ!マツムラさん!!!

ありがとう!

 先週は3回の東京との往復のあと、中国に行った。発展する地方都市義烏である。これまで頻繁にこの都市の魅力に触れているが、3年前に始めて訪れ、この都市の魅力にはまり、現地に事務所を儲け、人民政府の方々や多くの民間人と交流を続けている。

 今回は、義烏で中国政府主催に国際観光博が開催されるということで、政府からの招待を受け、訪中した。今年は、既に8回この街に訪れているが、毎回、大きな刺激を受ける。今回の驚嘆の1つは、この博覧会が行われている新しくできた展示場のスケールである。

 この街では、既に数年前から大きな展示会が多く開催されているが、先月、新しい展示場がオープンした。まさしく、東京の幕張や大阪のインテックス並みの施設である。発展している街とは言え、地方都市の義烏にこれだけの展示施設ができたのには本当に驚く。

 展示場内容ももちろん壮大である。観光博と言えども、自家用ジェット機やヘリコプター大型ヨットなどの展示物も並ぶ。中国では、既にこういったものを自社所有している富豪もめずらしくない時代に入っているらしい。

 展示会の終了後、市政府の人の紹介で、ジッパーメーカーを訪れた。世界のジッパーの約1/3はこの会社で製造されているらしい。創業から約20年。今では、3千人規模の社員の会社になっている。社長も40歳代前半。

 そして、もう一社目に訪れた会社は電気ドリルメーカー。こちらも従業員4千人。こちらも創業20年ぐらいの会社で、社長は30歳代後半。社内には、社長が創業時に自転車で行商していた時の自転車が展示されている。敷地は9万坪。

 この義烏の周辺には、この10〜20年間で急成長した製造メーカーがあふれている。いずれの会社も、30〜40歳代の社長である。彼らは揃えてこう言う。やっと品質的にも自信が持てるようになった。次は、日本のマーケットに進出したい。協力してほしい。

 こうした中国企業の安い人件費に、高いデザイン性や品質が保証されたとき、日本の製造メーカーは国際競争に勝てるはずがない。また一人の人間としても、驕りおさまる日本企業より、必死に努力するひたむきな経営者を応援したいのは当然だ。

 たった数時間、たった数万円で行けるこち地で、これだけ多くの変化・イノベーションが起こっていることも、私たち日本人は、もっと真摯に受け止め、グローバルな観点から次の時代に生きていかなければならない。

人の器

先週は、2度、東京を往復した。
入閣した友人の国会議員にも複数人と会った。

ある若手政務官は専用車で複数秘書を同行させ、偉そうに登場した。
そして、大きな声で役所に電話をし、その権威を自慢しているようであった。

別のある副大臣は、公務の前に少しでもとわざわざ新橋の居酒屋に来てくれた。
彼は状況をわきまえて、専用車と秘書を目立たない遠くの場所に置き、
バッジもはずし、普通のサラリーマンを装ってきてくれた。

1つの行動を見ても、その人間性が現れる。
驕れるものは、久しからずである。